巻き爪・陥入爪|大阪市の精神科・心療内科・形成外科|天満橋ひだまりクリニック

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巻き爪・陥入爪

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陥入爪・巻き爪

巻き爪の足

陥入爪と巻き爪は似ているようで別の病気です。陥入爪は爪の先端が皮膚に食い込んでいる状態のことであり、必ずしも爪が巻いているわけではありません。巻き爪と陥入爪は合併して起こることもあります。
巻き爪は、下の皮膚をつまむように爪が巻いている状態のことであり、いわゆる一般的にイメージされるいわゆる「巻き爪」のことです。

原因

巻き爪

もともと爪は何もしないと自然に巻くようになっています。しかし、普段は歩いたり立ったりすることで外からの力が加わることにより爪は真っすぐな状態を保ちます。歩行できない方の爪が曲がっているのは日常的に足の指に力が加わらないためです。しかし、歩くことができる方でも足の指に十分に体重がかかっていない場合は巻き爪になることがあります。他にも、外反母趾や扁平足も巻き爪の原因となります。

陥入爪

陥入爪の原因としては先の細い靴、肥満、足の不潔な環境、足をぶつけて傷が出来た、などがあります。

症状

何も症状がないこともありますが、感染が起こると赤みと腫れが強くなり、肉芽(にくげ)と呼ばれる赤い盛り上がりが生じることがあります。肉芽ができるとさらに爪が皮膚を圧迫するようになるため痛みが強くなります。

治療法

爪が巻いているだけで、日常生活を支障なく過ごすことができる方は必ずしも治療をする必要はありません。巻き爪でも陥入爪でも、痛みや腫れなどの症状がある方は治療をお勧めします。
治療は基本的に、低侵襲のものから段階的に行います。症状により、最適な治療法をご提案いたします。

  1. テーピング
    爪の横の皮膚を引っ張ってテープで固定することにより、皮膚への食い込みを少なくします。最も簡単にできる方法ですが、毎日交換する必要があり、テーピングをやめると症状が再発します。
  2. 爪矯正法
    超弾性ワイヤー、3TO(VHO)、コレクティオパーフェクトなどの矯正器具があります。曲がった爪をまっすぐにする効果があり、装着後すぐに痛みが軽くなることが多いことが特徴です。超弾性ワイヤーは爪が伸びていないと装着できません。3TOはドイツ由来の矯正方法で、講習を受けた医師、看護師のみ施術できます(当院では講習を受講済み)。矯正器具を外すと爪は再度曲がってくることがあります。爪矯正法は保険適応外のため、自費診療となります。
    超弾性ワイヤー:初診料3,300円、処置料(ワイヤー代込)4,400円
    3TO/コレクティオワイヤー:初診料3,300円、処置料(ワイヤー代込)11,000円
  3. 手術
    主に陥入爪に対して行う手術は、部分抜爪、フェノール法、陥入爪手術などがあります。部分抜爪は、局所麻酔後に感染の原因となっている端の爪を根元から3-4mmほど切除します。手術は10分ほどで終わり、手術後は歩いて帰宅することができます。爪が再度生えてくるまで半年ほどかかり、そのころには陥入爪による炎症が改善しているため、爪が生えても痛みを伴わないことが多いです。部分抜爪でも痛みが再発する場合は、部分抜爪後、爪母と呼ばれる爪の根本をフェノールという薬で処置します。陥入爪の根本的な治療ですが、爪の幅が狭くなります。巻き爪に対する手術もありますが、巻き爪は爪矯正法の選択肢が増えたため、最近ではほとんど行われなくなりました。

巻き爪・陥入爪 Q&A

爪を切る際の注意点はありますか?

一般的には、食い込んでいる爪を短く切ると、さらに食い込みが悪化するため、爪を真っすぐに切る(スクエアカット)が推奨されています。

爪の周辺が赤く腫れているのですが手術はできますか?

可能です。手術をすると痛みも赤みも改善するため、むしろ赤く腫れているときは手術の良い適応であると考えられます。

手術後はいつからお風呂に入れますか?

手術当日は手術をした部分以外のシャワー浴ができます。手術翌日からは入浴ができますが、手術をした部分はシャワー浴のみになります。

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